災害時に備えるための避難持ち物リスト

災害はいつどこで起こるかわかりません。被害を最小限に抑えるために、必要な持ち物を準備しておくことが不可欠です。

避難持ち物の準備の原則

避難持ち物は、次の原則に従って準備しましょう。

• 身軽に持ち運べること: 避難時には機動性が重要です。重すぎる荷物は避けましょう。
• 必要なものが揃っていること: 避難生活を維持するために必要な物資をすべて含めましょう。
• 防水であること: 雨や水濡れから持ち物を守る必要があります。
• 簡単にアクセスできること: 緊急時にはすぐに手に取れる場所に保管しましょう。

避難持ち物リスト

1. 食料・飲料

• 非常用食品（缶詰、乾パン、栄養補助食品など）
• 飲料水（1人あたり1日3リットル程度）
• エネルギーゼリーやチョコレート

2. 衣類・身だしなみ用品

• 替えの下着（3組程度）
• 替えの服（長袖、長ズボンなど）
• 雨具
• タオル（2枚程度）
• 歯ブラシ、歯磨き粉
• 石鹸
• 常備薬（処方薬を含む）

3. 衛生用品

• トイレットペーパー
• ティッシュペーパー
• 生理用品
• ゴミ袋
• 手指消毒剤
• 消臭剤

4. 救急用品

• 救急箱（消毒液、ばんそうこう、包帯など）
• 熱冷まし
• 鎮痛剤
• 抗アレルギー薬

5. その他

• 懐中電灯と予備電池
• whistle 笛
• 防災ラジオ
• モバイルバッテリー
• 現金（小額紙幣と硬貨）
• 重要書類（免許証、パスポート、保険証など）のコピー
• 連絡先リスト
• ペット用品（ペットを飼っている場合）

避難持ち物の準備のヒント

• 個々のニーズに合わせて調整する: 年齢、健康状態、アレルギーなどを考慮しましょう。
• 定期的に点検する: 消費期限が切れていないか、中身が不足していないかを確認しましょう。
• 防水バッグにまとめる: 荷物を雨や水濡れから守りましょう。
• 持ち運びしやすいリュックサックに入れておく: 両手が自由に使えるようにしましょう。
• 家族全員分の持ち物を用意する: 各家族に1つの持ち物袋を準備しましょう。

避難時に避けるべき持ち物

• 貴重品: 現金や宝石などの貴重品は、避難先で盗難のリスクが高くなります。
• 壊れやすい品物: 避難中に持ち運びが困難な品物は避けましょう。
• 大きな荷物: 身軽に持ち運べる程度の荷物にしましょう。
• 過剰な食料や飲料: 避難先では食料や飲料が配布される場合があり、過剰な持ち運びは負担になります。
• ペット: ペットは避難先では受け入れられない場合があるので、事前に確認しましょう。

避難持ち物を準備する際に参考となる資料

• 内閣府「防災マニュアル」(https://www.bousai.go.jp/common/pdf/manual_prevention_1.pdf)
• 厚生労働省「災害時におけるこころのケア」(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kokoro/h-mental/dl/index.html)
• 日本赤十字社「災害用持出品チェックリスト」(https://www.jrc.or.jp/activity/disaster/pdf/aidkit_check.pdf)

まとめ

災害は予期せず起こりえます。避難持ち物を適切に準備しておけば、災害時の被害を最小限に抑え、避難生活をより快適に過ごすことができます。本リストを参考に、個々のニーズに合わせて避難持ち物を準備し、災害に備えましょう。